やまがたピンクリボンは乳がんの早期発見・早期診断・早期治療の情報提供を行っています。

乳がんの症状・特徴About

壮年期女性のがん死亡原因の第1位

今、日本人女性の20人に一人は乳がんにかかるといわれています。乳がんにかかる女性は年々増加し、また乳がんで亡くなる方も年間で約1万人に達しています。

乳がんは女性の壮年層(30~64歳)のがん死亡原因の第1位となっているにもかかわらず、無関心な人が多いのも現状です。

がんになりやすい年齢

乳がんは、欧米では60歳代にみられることの多い病気ですが、日本では30歳代から増加しはじめて40歳代後半で罹患率が最も高くなります。このため、30歳になったら乳がんの自己検診を行い、40歳以上の方は定期的にマンモグラフィ検診を受けることが大切です。

乳がんの症状

乳がんは、乳房のなかにある乳腺(母乳をつくるところ)にできる悪性腫瘍です。

初期の乳がんでは食欲がなかったり、体調が悪くなったりといった全身症状はほとんどありません。このため、唯一の手がかりともいえる乳房の変化を放置していると、がん細胞は増殖し、乳腺だけにとどまらず、肺や骨、リンパ節など全身に広がって命を脅かすことになります。

このような症状に注意しましょう。

乳房にしこりが見つかっても、ほとんどは「乳腺症」など良性の病気なので、むやみに心配する必要はありませんが、「何か変だな」と思ったら自分で判断しないで迷わず専門医を受診しましょう。

乳がんの危険因子

乳がんの危険因子は次のようなものがあります。

また現在、予防法として確立したものはありませんが、運動による乳がん予防効果はおそらく確実とされています。

乳がんの早期発見にむけて

これまで乳がんの特徴を述べてきましたが、乳がんは早期発見で約90%が治癒します。

乳がんの早期発見の秘訣は「自己検診」の習慣を身につけること、そして「乳がん検診」を定期的に受けることにあります。いつも笑顔でいられるように、ぜひ乳がんの早期発見を心がけてください。